映画「北のカナリアたち」の主演・吉永小百合さん、阪本順治監督らが来福し会見を開いた。
「告白」などを手掛けた湊かなえさんの「往復書簡」に収録されている「二十年後の宿題」を原案にした同作。吉永さん演じる北海道の離島にある分校の教師・川島はるは、ある事故をきっかけに島を出る。20年後、ある事件を機に生徒と再会を果たし、真実が明らかになっていく。
体感温度がマイナス30度の中でロケが続いたという同作。「毎日雪かきから始まる撮影。皆の力が集まってできた作品」と阪本監督。はるの夫・川島行夫を演じた柴田恭兵さんは「(吉永さんは)ずっと共演したかった方。(撮影期間は)とても幸せでした」と振り返る。
吉永さんは「作品を見た記者の方に『初恋の先生を思い出しながら見た』と言われてうれしかった」と話し、「10~20代の若い方にも見てほしい。見どころは全て」とPRした。
同作は11月3日より、T・ジョイ博多(福岡市博多区博多駅中央街)などで公開。