NPO法人グリーンバードや地元企業の有志などで組織する福岡打ち水大作戦本部（福岡市博多区下川端 2）は7月19日、前日から始まった「福岡打ち水大作戦2008」の一環として、博多口前広場で初めて打ち水イベントを行った。

　同イベントは毎夏、風呂の残り湯や雨水などの2次利用水を使用し、環境問題への関心の向上やヒートアイランド現象の緩和を目的に行うもので、今年は今月18日にイムズスクエア（中央区）でスタートした。19日午前中にはももちパレス（早良区）で5周年を迎え、今後の方向性を考える「福岡打ち水サミット2008」を行った。

　この日用意されたのは約720リットルの井戸水。浴衣姿の関係者やJR九州の社員、駅スタッフなど約60人が集まり、16時を回っても30度を超えた駅前に、ひとときの涼しさを届けた。

　実行委員の山下輝和さんは「水をまくだけのイベントなので、今後もいろいろな方に打ち水の涼しさを感じてもらって、環境を考えるきっかけになってもらえれば」と話す。

　同イベントは8月6日まで北九州市や太宰府市、大牟田市など計8カ所で行われる予定。

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