11月に博多座（福岡市博多区下川端町2）で公演が行われるミュージカル「ジェーン・エア」に出演する松たか子さん、橋本さとしさんが来福し意気込みを語った。

　19世紀のイギリスを舞台に時代に立ち向かい、強く愛に生き抜いた一人の女性を描く、シャーロット・ブロンテの名作。「レ・ミセラブル」などを手掛けた演出家ジョン・ケアードが舞台化し、2000年9月よりブロードウェーでロングラン上演された。日本での初演は2009年。松さんが主人公ジェーン・エア、橋本さんが相手役のロチェスターを、それぞれ演じる。

　5月に上演した「ラ・マンチャの男」に引き続き、博多座に出演する松さんは「こんな素晴らしい場所で年に2回も参加できてうれしい」と話し、「今からの稽古で一層たくましくなって博多座に帰ってきたい」と意気込みを見せる。橋本さんは「（福岡は）長い滞在でも苦にならない場所。食事も舞台も楽しみたい」と話す。

　同公演では、ジョン・ケアードの演出意図から舞台上にも客席を設ける。「参加している感が味わっていただけるのでは」と松さん。「小説を読むように進む美しい舞台を楽しんで」とアピールした。

　料金は、A席＝1万4,000円、特B席＝1万1,000円、B席＝8,000円、C席＝5,000円、D席（舞台上）＝1万円。公演は11月2日～18日。