「KAISO」イノベーション企業である株式会社ヴェントゥーノ(所在地:福岡市中央区、代表取締役社長:中野勇人、以下、ヴェントゥーノ)、糸島漁業協同組合(所在地:福岡県糸島市、代表理事組合長:仲西利弘、以下、糸島漁協)糸島市(所在地:福岡県糸島市、市長:月形裕二、以下、糸島市)、福岡県ブルーカーボン推進協議会(所在地:福岡県福岡市、会長:佐藤政俊、以下、協議会)は、と共同で、3月23日(月)「Jブルークレジット(R)認証取得記者発表会」を開催しました。
当社は2021年6月に糸島漁業協同組合と「ブルーカーボン(※1)推進における地域貢献協定」を締結しました。本協定は、海藻養殖をきっかけとした磯焼け対策、さらにブルーカーボン創出に繋げるモデルケースの確立を目指しています。
本協定の進捗として、産官民連携としては福岡県初となる「Jブルークレジット(R)(※2)認証・取得」に向けて取り組みを進めてまいりました。この度、2月6日(金)に25年度のJブルークレジット(R)認証を取得しました。本プロジェクトでは「Jブルークレジット(R)」の認証団体であるジャパンブルーエコノミー技術研究組合(以下、JBE)により、1.7t-CO2がクレジット認証されました。
本イベントでは認証クレジット概要や認証取得までの実地調査などの取り組み、糸島漁業協同組合代副組合長理事・畑中氏、糸島市市長・月形氏、福岡県ブルーカーボン推進協議会会長・佐藤氏、当社代表取締役社長・中野よりステートメント発表を実施しました。

左から糸島市長・月形氏、福岡県ブルーカーボン推進協議会会長・佐藤氏、糸島漁業協同組合副組合長理事・畑中氏、ヴェントゥーノ代表取締役社長・中野

Jブルークレジット発行証書
■プロジェクトおよびクレジット認証の概要
〇プロジェクト:糸島ブルーカーボンプロジェクト~ワカメ養殖による環境再生型養殖~
〇申請者:ヴェントゥーノ、糸島漁業協同組合、糸島市、福岡県ブルーカーボン推進協議会
〇認証クレジット量:1.7 t-CO2
〇Jブルークレジット(R)購入の公募について
1.公募方式:総量配分方式(口数型)
2.購入申込:1口あたりの金額:110,000円(税込)
3.購入申込意向表明期間:26年3月16日(月)から5月8日(金)17:00まで
購入申込期間:26年3月23日(月)から5月15日(金)17:00まで
4.詳細URL:https://www.blueeconomy.jp/archives/2025-2-public-offer-temporary/#25-229
■「Jブルークレジット取得に向けた各社のステートメント」について
本発表会では、始めにヴェントゥーノ代表取締役社長 中野より、糸島ブルーカーボンプロジェクトの2025年度Jブルークレジット認証取得の概要および取得までの取り組みについての説明を行いました。
ヴェントゥーノ社 ステートメント
今回、2021年6月にスタートした「ブルーカーボンの推進における地域貢献協定」から5年目を迎え、本取り組みの一つである「Jブルークレジット認証」を取得できましたことを、大変嬉しく思っております。
改めまして、関係者の皆様のご協力に心より感謝申し上げます。
本プロジェクトは規模としてはまだ小さなものかもしれませんが、未利用だったメカブを継続的に活用し、地域の漁業と海洋環境の両方に貢献する取り組みが、第三者により正式に評価されたという意味で、大きな第一歩であると考えております。
本取り組みでは、これまで未利用となっていたメカブを継続的に購入し、健康食品や化粧品として活用していくことで、
・ワカメ養殖業の収入安定化
・生産量および生産効率の向上
・磯焼け対策
・ブルーカーボン創出の拡大
といった、環境と地域産業の両立を目指すモデルケースの確立に取り組んでいます。
ヴェントゥーノは、海藻の持つ可能性を科学的に探究し、商品やサービスとして社会に届ける企業として、「海藻の価値を広げることが、海の未来を守ることにつながる」という事業モデルの実現に挑戦しています。
「海藻と科学の力で、人と海がともに健やかで美しい未来をつくる」このパーパスの実現に向け、今後も地域の皆様とともに持続的な取り組みを続けてまいります。
糸島市 ステートメント
このたび、株式会社ヴェントゥーノ、糸島漁業協同組合及び福岡県ブルーカーボン推進協議会と共同でクレジット認証を申請した「糸島ブルーカーボンプロジェクト」が、2025年度Jブルークレジット(R)認証を取得しました。
産官民によるJブルークレジット認証の取得は、県内初となります。
糸島市で、このような先進的な事例が生まれたこと、大変喜ばしく感じておリます。糸島市には、糸島ブランドを支える豊かな漁場があり、地元にとって漁業は「大切な宝のひとつ」であります。
しかしながら、この宝を次世代へつなぐためには「後継者の確保」という大きな課題があリます。
また、温室効果ガスの吸収機能として期待される藻場についても、減少しています。
そこで、株式会社ヴェントゥーノと糸島漁協が、令和3年6月に、「ブルーカーボンの推進における地域貢献協定」を締結し、海藻養殖を通じた藻場の保全にいち早く取リ組んでこられました。
令和6年10月には、株式会社ヴェントゥーノ、糸島漁協、当市で「Jブルークレジット取得に向けた検討会」を開催し、その後福岡県ブルーカーボン推進協議会も加わり、4者一丸となってクレジット取得を目指してきました。
その結果、このたびの認証取得に至ったことは、「持続可能な漁業」と「藻場の保全」を両立させる大きな一歩であると考えています。
今回のクレジット取得が、糸島市民の環境への意識の醸成に寄与することで、市内で同様の取り組みが波及していくことを期待しています。
糸島漁業協同組合 ステートメント
今回、ヴェントゥーノ、福岡県、糸島市と共同で取り組んでおりました本事業においてJブルークレジット(R)認証を頂きましたこと、大変嬉しく存じます。
多くの方がご存じのように、近年では磯焼けが全国的に進み、ここ糸島でも同様に海藻の減少・食害生物の大量発生が問題となっております。糸島漁協でも漁業者による食害生物の駆除や身入りの少ないムラサキウニの畜養等を行っておりますが、未だ回復できていないのが現状です。
今回、福吉地区・芥屋地区・深江地区の3支所で行っているワカメ養殖がブルーカーボンを生み出しているということで、Jブルークレジット(R)認証に向けた申請をしておりました。
糸島市もゼロカーボンシティ宣言を表明されている中で、漁業者の立場からも環境問題に貢献していくと同時に、商品に対する付加価値を高め、より一層『糸島ブランド』を発展させていく所存です。
また、今回のクレジット売却によって得た資金はワカメ養殖の継続や規模拡大や作業の効率化といった面に役立たせて頂き、持続可能な環境配慮型漁業として、より一層発展させていきたいと思います。
福岡県ブルーカーボン推進協議会 ステートメント
「糸島ブルーカーボンプロジェクト~ワカメ養殖による環境再生型養殖~」が、この度、福岡県では初となる産官民連携プロジェクトとしてJブルークレジット認証(R)を取得いたしました。共同申請者として、この度の認証を大変喜ばしく、また意義深く受け止めております。
本協議会では、糸島地区を含む筑前海全域で、ブルーカーボン創出の取組を進めております。今回の認証を契機に活動をさらに進めていきたいと考えています。
(※1)ブルーカーボン
海洋生物によって吸収・貯留された炭素のことを「ブルーカーボン」と呼びます。
光合成によりCO2を吸収・貯留するため、大気中のCO2を一定期間除去する働きがあります。
2009年に公表された国連環境計画(UNEP)の報告書「 Blue Carbon」において定義され、陸域生物によって吸収・ 貯留される炭素を「グリーンカーボン」、海洋生物によって吸収・貯留される炭素を「ブルーカーボン」と分け、地球温暖化ガスの吸収源対策の新しい選択肢として提示されました。

ブルーカーボンの仕組み
(※2)Jブルークレジット(R)
Jブルークレジットは、ジャパンブルーエコノミー技術研究組合 (JBE) が、独立した第三者委員会による審査・意見を経て、認証・発行・管理する独自のクレジットです。
一般的な国際標準とされる100年間以上の長期にわたって沿岸域・海洋に貯留されるべきCO2の数量を客観的方法論に基づき科学的合理的に算定し、認証・発行されています。
将来の見込みではなく、あくまで既に行われたプロジェクトの実施による過去の実績に基づくクレジットであることから、その品質・確実性は高いものとなります。
■ヴェントゥーノとは
当社の社名である「ヴェントゥーノ」は、イタリア語で「21」という由来があり、21世紀を見つめ、1990年に創業しました。創業以来、もずくやメカブなどの海藻のヌメリ成分「フコイダン」に着目し、九州大学や医療機関などと共同研究を進めながら商品開発を行ってきました。「海藻と科学の力で、人と海がともに健やかで、美しい未来をつくる。」をパーパスに掲げ、海藻成分フコイダンをはじめとした「海藻」の可能性を信じ、今後も美と健康のサポート、そして社会課題の解決を目指した事業展開をしていきます。
■会社概要
株式会社ヴェントゥーノ 代表取締役社長:中野勇人
所在地 :福岡市中央区大宮2-1-1
設立 :1990年1月
資本金 :2,000万円
事業内容 :健康食品・化粧品の卸売および通販
HP :https://ventuno.com/
EC :https://www.ventuno.jp/
ブルーカーボン:https://ventuno.com/bluecarbon/
