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博多座二月花形歌舞伎「あらしのよるに」、中村壱太郎さんが公演への思いを語る

博多座(福岡市博多区下川端町)で来年2月に上演する二月花形歌舞伎「あらしのよるに」に出演する中村壱太郎さんが11月24日、福岡を訪れ取材会を行った。きむらゆういちさん作の絵本「あらしのよるに」が原作の同舞台。嵐の夜に、暗闇の小屋の中で出合ったオオカミの「がぶ」とヤギの「めい」の友情を描く。がぶは初演から同役を務めている中村獅童さんが演じ、めいは壱太郎さんが演じる。昨年9月に京都の南座で上演した同舞台に出演した壱太郎さんは「獅童さんと年は離れているが、友情を分かち合えたような気がしている。おこがましいが、それくらいの思いがこみ上げる作品だし、がぶとめいでいると、すごく優しくいられる」と思いを語った。映画「国宝」の所作指導にも携わった壱太郎さんは、初めて観劇する人に向けて、「国宝は映像の世界だが、生の歌舞伎は大きな声を出して、大きな表現をするところが強み」と話し、「『あらしのよるに』は、初めて歌舞伎を見る方も飽きないだろうし、『分からない』がないところが、初めて見る環境に良いと思う。お子さまとも来てもらえたら」と話す。上演期間は2026年2月7日~20日。

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