ジェイアールサービスネット福岡（福岡市博多区博多駅中央街）が運営する、新幹線博多駅の東改札内の売店「博多おみやげ市場」で7月8日、JR西日本の発行するIC乗車券・電子マネー「ICOCA（イコカ）」の利用がスタートした。九州内の導入は初。

　同カードは2003年にサービスがスタート。現在は約470万枚が発行されており、相互利用を含め約1,200駅、約5万4,000店舗での利用が可能。特に京阪神や岡山・広島方面からの山陽新幹線利用者から、問い合わせなども増えていたという。

　6月に同駅東改札口のリニューアルで新店舗としてオープンした同店では伝統工芸品や明太子など「土産品の販売が予想以上に好調」（同社営業推進部営業企画担当リーダーの一瀬徳幸さん）だといい、正式に導入を決定。小倉駅構内の「お土産街道小倉」でも同日導入されている。

　一瀬さんは「お客さまの利便性の向上に向け、いち早く導入に踏み切った。将来的に拡大の方向に進んでいけば」と話す。

　現在同駅の新幹線コンコースは大幅なリニューアルが進められており、今後オープンする店舗も含め、同社が運営する博多エリアと小倉エリアの店舗に随時導入を拡大する予定。同カードの利用者先着500人にカードのキャラクター「イコちゃんクリアファイル」を進呈する。