JR九州のグループ会社で「うまや」などの飲食店を運営するジェイアール九州フードサービス(福岡市博多区博多駅東1)は5月7日から、博多駅コンコース内の弁当屋「驛辨當(えきべんとう)東口店」(TEL 092-411-8188)で九州各地の昭和時代の幕の内弁当を復刻し、期間限定で販売を始めた。
同店では6日まで九州各地のかしわめしをそろえたイベントを行っており、次の企画として「博多駅のリニューアルに先立って、昔の懐かしい味を楽しんでいただければ」(店長の江崎雄士郎さん)と、今回初めての実施を決めた。
販売するのは、「1番人気」だという「ふるさと弁当」(780円)で、かしわめしと昔ながらのおかずの構成に、弁当の箱が本物の木で作ってあるもの。ほかに「復刻昭和幕の内弁当」(850円)、「出水復刻弁当」(780円)、「おふくろのかしわ飯」(780円)の4種類で、それぞれ当時の掛け紙をあしらったもので雰囲気を出している。「営業時間中できるだけ品切れがないように」(江崎さん)と地元博多をはじめ、鳥栖や鹿児島などから朝一番と午前中、午後の3回に分けて運ばれてくるという。
江崎さんは「昭和の列車の思い出や時代の流れを思い出しながら食べていただいたり、その時代を知らない人たちにも今との違いを楽しんでいただけたりすれば」と話す。
弁当の提供開始時間は、開店時間の6時から。物流の関係で、出水復刻弁当のみ8時30分からとなる。1日計80食限定で、無くなり次第終了。6月14日まで。