福岡県警は5月11日、ゴールデンウィーク(4月26日~5月6日)の主要行楽地の人出を発表、博多どんたく港まつりの人出を、昨年より20万人少ない200万人と発表した。
県警によると、昨年より1日長いゴールデンウィークとなった4月25日~5月6日の12日間で算出、福岡県内の主要17カ所の人出は288万人で、うち博多どんたく港まつりは5月3日・4日の2日間で昨年より20万人少ない200万人だった。
気象庁によると博多の最高気温は3日=22.6度、4日=小雨で18.3度と、昨年の晴天より10度以上下がるなど肌寒く、2日目は初日を20万人下回る90万人の人出となった。本格的な雨となったのは2004年以来5年ぶりだという。それでも各パレード隊はレインコートを着てお祭り広場を盛り上げたほか、ディズニーの約100人に及ぶ大パレードに傘の花が咲き、沿道は大観衆で埋まった。
また福岡入国管理局によると、期間中の出入国者数は福岡空港で7万1,460人(前年比13%増)、博多港は2万8,860人(同4%減)と、トータルでは約1万人増加。日本人の出国者数は36%増、外国人の入国者数は31%減と、燃油サーチャージの引き下げなどによる旅行客の増加や、円高ウォン安を背景とした韓国からの観光客の減少が要因と見ている。
どんたくと同じ220万人の予想を見込んだ青森県の「弘前さくらまつり」は、昨年同様4日間前倒しで「準祭り」を行った結果、4月19日~5月5日の18日間で271万人となった(弘前観光コンベンション協会)。
どんたくで一段落した博多の街は、船乗り込みや山笠に向けて動き出す。