博多座正面入り口のグランドビジョン下スペースに3月22日~26日、桜をテーマにしたフラワーアートが展示される。
博多座が、同期間に開催される福岡市のイベント「Fukuoka Flower Show 2026」に参加し、展開するもの。展示テーマは「一期一会」で、「桜の大木」をモチーフとしたフラワーアート作品。展示する作品は、同劇場の大道具スタッフが手がける。幅約6メートル、高さ約5メートルほどの本物の桜の木を使い、大道具スタッフが手がけた造花も加えるという。同劇場で、同スペースにアート作品を展示するのは今回が初めて。
同劇場営業部宣伝グループの葦刈健さんは「劇場らしいコンセプトで参加し、来場者、オフィスワーカー、観光客の皆さまにも楽しんでもらおうと企画した」と話す。作品のコンセプトについて、葦刈さんは「桜が咲いて散るまでの短い時間、その一瞬の美しさに心を奪われる日本独特の感性は、舞台芸術が持つ『その日、その瞬間にしか出合えない体験』と深く重なる」と話し、「『作品と出合える瞬間』『劇場という非日常空間』『期間限定でしか存在しない桜の風景』といった要素をかけ合わせた」という。
「桜の大木」の周辺には、福岡を拠点に国内外で活動する華道家集団「HANA ART KATAYAMA」が手がけた、桜の生花をあしらった装飾を行い、展示空間を彩る。日没から夜間はライトアップも予定し、同劇場の照明スタッフが担当する。このほか、同スペースで営業する「博多座ベーカリー」で、「さくらあんぱん」「三色団子パン」などの期間限定商品の販売も予定する。
葦刈さんは「今回のアート作品は、普段は舞台の裏側で活躍している博多座の大道具スタッフと照明スタッフが手がける特別な作品。舞台セット作りの技術を生かして製作した桜は、本物と見まがうほどの迫力で、劇場ならではのスケール感を間近でご覧いただける。普段は見ることのできない舞台美術の技術にも、ぜひ注目していただきたい」と話す。葦刈さんは「新生活を迎える方や訪日外国人観光客の皆さまにも楽しんでいただけるフォトスポットとして、満開の桜を楽しんでもらえたら」と来場を呼びかける。
展示は今月26日まで。展示したアート作品は、「Fukuoka Flower Show 2026」終了後、ホテルオークラ福岡のロビーへ移設し、4月15日まで展示を予定する。