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博多町家ふるさと館で「お正月展示」 博多おきあげの羽子板など展示

「お正月展示」会場の様子

「お正月展示」会場の様子

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 「博多町家」ふるさと館(福岡市博多区冷泉町)展示棟2階で現在、「お正月展示」が開催されている。

「教えてください! あなたのお雑煮」コーナー

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 毎年この時期にテーマを変えて開催している同展。今年は福岡の民工芸品で、下絵を布や綿を使い立体的に盛り上げる押し絵細工「博多おきあげ」を中心とした展示とし、博多おきあげの羽子板などを展示する。

 会場では博多おきあげ作家・小串しずのさんが手がけた博多おきあげの羽子板5作品を展示。大きさ約110センチの羽子板や、七福神の押し絵細工で装飾された羽子板などをそろえる。「女の子と男の子の初正月」と題した展示では、博多おきあげの羽子板と「破魔弓(はまゆみ)」も展示する。

 このほか、来年の干支(えと)である「午(うま)」に合わせて、博多人形師・小島与一さん作の干支人形を展示するほか、「教えてください! あなたのお家のお雑煮」と題して、同館を訪れた来館者が、自身の住む地域の雑煮を描いて掲示できるコーナーなども設ける。

 同館は1月1日から開館し、町家棟では羽子板、けん玉、独楽(こま)などの正月遊びを用意するほか、1月3日13時から、町家棟で能の稽古に励む子どもたちが謡初め、舞初めを披露する(観覧無料)。

 同館学芸員の五反田理杜さんは「博多の女性たちが昔から受け継いできた『博多おきあげ』の羽子板を見てもらい、子どもの成長を願う正月の文化に触れてもらえるとうれしい」と来館を呼びかける。

 開館時間は10時~18時(入館は17時30分まで)。入館料は200円(中学生以下無料)。1月15日まで(12月29日~31日は休館)。

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