ダイエーは4月4日、大和情報サービス（東京都台東区）が運営する博多区のショッピングセンター「パピヨンプラザ」（福岡市博多区千代1）内に「ダイエー 吉塚店」をオープンする。

　1993年に開業した同SCは物販・飲食を中心に14の専門店で構成され、敷地面積4万5,000平方メートルの商業施設。主要県道に囲まれ駅も近いことから、施設1キロ圏内には過去3年間で約2,000戸の新築マンションが新たに建設されている。併せて付近に大型スーパーがないこと、センター内にも要望があったことなどを踏まえ、出店を決定したという。

　同所は1月までトイザらスだった場所。売り場面積は2,939平方メートル。うち約6割を占める食品売り場には、県庁をはじめとした近隣公官庁の退勤時や学生に向けた少量パックの総菜類、バラ売りの生鮮野菜、一人前の刺身・焼き魚などを充実させるほか、栄養バランスを考慮した煮物や和総菜の盛り合わせも用意。家族の人数に合わせたニーズに応える。

　また、同社全体で取り組んでいる省エネ照明の推進に合わせ、省エネ効果の高いランプやLEDなどを各売り場に設置するほか、容器包装の削減、資源物回収ボックスを設置。ほかにテナントとしてクリーニング店、洋菓子店などが入る予定。年商22億円を目指す。

　同社経営企画本部の広報担当者は「今まで（大型スーパーが）なかった場所なので、地域の皆さんに知っていただき、末永く愛される店舗にしていければ」と話す。

　営業時間は9時～22時。年中無休。駐車場は施設内共用で630台。