
ホテルオークラ福岡(福岡市博多区下川端町)地下1階の「中国料理 桃花林(とうかりん)」が現在、「夏の麺フェア」を行っている。
「夏の麺フェア」で提供する定番メニュー(左から)「桃花林冷麺」、「梁涼麺」
今夏の麺フェアメニューは定番2品と、同店の調理人2人がそれぞれ考案した新作2品の計4品を提供する。
新作メニューは、入社20年目の高亀祐也(高ははしごだか)さんと、入社8年目の安高圭吾(高ははしごだか)さんが考案。高亀さん考案のメニュー「エゾアワビのバジル冷やし和(あ)えそば」(3,800円)は、酒で蒸して柔らかくしたエゾアワビをスライスし、バジルのドレッシング仕立てのタレで麺とあえた、別添えでサンショウの粉とラー油を用意する。高亀さんは「冷麺だが冷製パスタのような感覚があると思うが、アワビに、アヒルの卵の塩漬けなども入り、さんしょうや花さんしょうをアクセントで加える。食べたらしっかり中国料理を感じる。ドレッシングのようなタレで酸味もあり、辛く味変もできるので、食が進まない時期などでもさっぱり食べていただけたら」と話す。安高さん考案のメニュー「きなこ豚しゃぶ肉の冷麺 胡麻(ごま)風味」(3,000円)は、宮崎県産のきなこ豚の豚しゃぶに、カイワレやミョウガ、大葉など5種類の薬味野菜を合わせて仕上げた冷麺。安高さんは「麺を怪味ソースという、酸っぱすぎず辛すぎないゴマだれに和えている。九州産の豚肉もたっぷり入っている。薬味野菜としっかり混ぜて、さっぱりした味わいで食べていただきたい」と話す。
定番メニューは、クラゲ、エビ、キュウリ、シイタケ、チャーシュー、蒸し鶏など7種類の具材を麺と別皿で提供し、しょうゆダレまたはゴマだれで食べる「桃花林冷麺」、ゴマだれにクルミのペーストなどを加えたスープを使い、角切りにしたチャーシューを盛り付けた冷やし担々麺「梁涼麺(ヤンローンメン)」(以上2,700円)を用意する。
高亀さんは「食欲がないときでもちょっと寄って、冷麺だけでも食べてもらえたら」と来店を呼びかける。
提供時間は、ランチ=11時30分~14時30分、ディナー=17時30分~21時、土曜・日曜・祝日は17時~。9月12日まで。