
こどもの職業・社会体験施設「キッザニア福岡」(福岡市博多区那珂6)に「海の日」の7月21日、日本郵船(東京都千代田区)がオフィシャルスポンサーの「船舶トレーニングセンター」パビリオンがオープンした。
国内に3施設あるキッザニアで船に関連する初めてのパビリオン。同パビリオンで子どもたちは「航海士」の仕事を体験できる。
アクティビティーでは、船の種類や役割、海上交通ルールや船の操縦を行うブリッジ内でのコミュニケーションルールなどを学んだ後、船舶シミュレーターを使い、「舵」「テレグラフ」「レーダー」などの航海機器を操作し、大型貨物船「LNG運搬船」の操縦トレーニングを体験する。定員は1回6人で、体験時間は約30分。給料は10キッゾ(キッザニア専用通貨)で、航海ライセンスカードを成果物として提供する。オープン記念で、限定カンバッジを進呈する(7月27日まで)。
オープンに先立ち16日に開かれたセレモニーで、日本郵船の樋口久也常務は「子どもたちに船と海上輸送の重要性を知ってもらいたい、もっと身近に親しんでもらいたいという思いで出展した。船舶トレーニングセンターでは実際に行われているオペレーションをなぞり、操船の楽しさを体験できる。このパビリオンが子どもたちにとっての新たな学びとなること、航海士をはじめとする船に関わることを将来の夢として思い描くきっかけとなることを願っている」と話す。
営業時間は9時~17時(土曜・日曜・祝日・キッザニアが定めた長期休暇ホリデーシーズン期間は、9時~14時30分、15時30分~20時の2部制)。入場には事前予約が必要。入場料金は体験する時間帯、年齢などによって異なる。