
企画展「博多織とつくりべ展」が現在、福岡県庁11階「福岡よかもんひろば!」で開催されている。
伝統的工芸品「博多織」の魅力を発信することを目的に、博多織の歴史や作り手に注目した同展。展示内容は、博多織の歴史をまとめたパネルや手動はた織り機、重要無形文化財「献上博多織」技術保持者の作品や映像展示など。ワークショップや博多織を使った小物などの販売も行う。
会場には、重要無形文化財「献上博多織」技術保持者(人間国宝)小川善三郎さんと小川規三郎さんの一本独鈷(どっこ)柄、五献上柄の作品や、博多織の作り手を育てる学校「博多織デベロップメントガレッジ」(福岡市博多区比恵町)研究生の光成七海さんの着尺「茶の湯」、研究生が実際に使っている手動のはた織り機「手機(てばた)」などを展示する。併せて、映像展示として、工芸技術記録映画「献上博多織-小川規三郎のわざ-」も上映する。
博多織を使った商品販売では、ネクタイや名刺入れ、ネックストラップなどをそろえるほか、博多織DC生の端切れや、「博多織おりだし布」などをそろえる。同施設の財津さんは「4月の新生活に合わせて使ってもらえるような商品をラインアップした」と話す。
5月15日は、博多織の生地を使ったワークショップ「博多織ミニがまぐちづくり」(11時~、13時~・14時~・15時~、1,870円)を開く。
財津さんは「博多織の歴史や作り手を知ってもらうきっかけになれば」と期待を込める。
開館時間は8時30分~17時15分。土曜・日曜・祝日休館。5月16日まで。