
石蔵酒造の酒蔵開きが2月27日~3月2日、博多百年蔵(福岡市博多区堅粕1)で開催される。
地元客への新酒のお披露目に加え、博多の地酒と博多百年蔵の建物に親しみをもってもらいたいと毎年開いている同イベント。今年は「平日は仕事帰りに同僚や友人と。土日はお昼から家族や仲間と」をテーマに開催。昨年初めて開催し好評だったという平日に加え、今年は再び土曜・日曜も加え、これまでで最長となる4日間開催する。
今年の酒の出来栄えについて、同社の石蔵利憲専務は「今年の米は収穫直前期の高い気温の影響もあり、発酵には難しい米だったが、さまざまな工夫の結果、皆さまに喜んでもらえる酒に仕上がった」と話す。
期間中は新酒の販売のほか、同イベント開催直前に搾る「しぼりたて吟醸酒(生酒)」「しぼりたて純米酒(生酒)」をはじめ、酒蔵開き限定のたる酒や大吟醸酒、スパークリング清酒、梅酒など10種類の日本酒飲み比べコーナーを設ける。飲み比べチケットは10枚1,200円で、1杯当たり2~4枚。ノンアルコールの甘酒の振る舞いのほか、チケット購入客にはたる酒1杯を無料で提供する。
フードコーナーでは、博多百年蔵の和食の板前がおでん、唐揚げ、ゴマカンパチ、奈良漬チーズ、長芋酒盗などの料理を用意するほか、「西門蒲鉾(かまぼこ)」(上呉服町)の「天ぷら蒲鉾」や、酒まんじゅうやもつ煮込みなどを提供する。フードは現金販売のみ。
このほか、今年も酒蔵の中を「アダチ宣伝社」(南区)のチンドン屋が練り歩き、パフォーマンスを披露する。
石蔵さんは「博多の地酒を楽しみながら、蔵の建物にも親しみを持ってほしい。搾りたて新酒などおいしい酒を準備しているので、この機会に足を運んでもらえれば」と話す
開催時間は、平日=14時~20時、土曜・日曜=11時~16時。