「博多祇園山笠(やまかさ)」が7月1日に開幕する。
「博多祇園山笠」は毎年7月1日~15日に行われる福岡を代表する祭りで、1979(昭和54)年には国指定重要無形民俗文化財に、2016(平成28)年にはユネスコ無形文化遺産に、それぞれ登録されている。
今年は、1日から福岡市内13カ所で「飾り山笠」を公開。13日には明治通りの呉服町交差点~福岡市役所間を「舁(か)き山笠」が走る「集団山笠(やま)見せ」を、15日4時59分から櫛田神社から須崎町の「廻り止め」まで約5キロのコースを舁き山笠が順番に走り抜けるフィナーレの「追い山笠」を、それぞれ行う。
開幕に先立ち6月5日、博多祇園山笠宣伝隊が福岡市内で宣伝活動を行った。同宣伝隊は博多祇園山笠振興会・博多民踊協会の合わせて35人と福岡親善大使の上田穂乃香さんで構成。博多座前、西鉄福岡(天神)駅北口ときめき広場、各放送局、キャナルシティ博多、JR博多駅前広場を一日かけて巡り、博多民踊協会による演舞を披露したほか、うちわとリーフレットを配布。開催を周知した。
福岡市経済観光文化局文化まつり振興部まつり振興課長の大塚史朗さんは「今年は『集団山笠見せ』『追い山笠』の日が連休と重なるので、休みを利用してたくさんの人に見に来てもらいたい」と呼びかける。