展覧会「谷川俊太郎 絵本★百貨展」が現在、福岡アジア美術館(福岡市博多区下川端町)7階企画ギャラリーで開催されている。
谷川俊太郎さんは1931(昭和6)年生まれ、東京都出身の詩人。1960年代から絵描きや写真家と絵本を作ってきた。同展は約20冊の谷川さんの絵本を取り上げ、クリエーターが参加して、原画、立体物、映像、インスタレーションなどで表現し「百貨店」のように紹介する。東京、愛知を巡回し、福岡は3会場目。
参加クリエーターはアートディレクターや映像作家、建築家など。8作品の原画を紹介し、「おならうた」は「おならドーム」を設けた中に、「ここはおうち」は屋根を描いた壁に展示する。このほか、「えをかく」は大型な絵巻の展示に合わせて谷川さんの朗読を流し、「もこ もこもこ」は靴を脱いでくつろぎながら映像と谷川さんの朗読が楽しめる部屋を設ける。各展示物のそばには手に取って読める絵本を置き、そのほか読書コーナーとベンチも設ける。
グッズコーナーでは、「詩のアクリルキーホルダー」(1,100円)、ゴリラの「オサム」のイラストが描かれた「オサムの付箋」(990円)、詩が書かれたトイレットペーパー(330円)、「おならうた」の「おならボタン」(1,100円)、ハンカチ(1,980円)、「まるのおうさまステッカー」(792円)などのグッズを販売する。
開催時間は9時30分~18時(金曜・土曜は20時まで、最終入場は30分前)。水曜休館。入場料は一般=1,600円、高大生=1,200円、小中生=700円、未就学児無料。6月16日まで。