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「博多町家」ふるさと館の電話機で流す音声講座「博多弁講座」リニューアル

「博多町家」ふるさと館・展示棟1階の「博多弁講座」が流れる電話機

「博多町家」ふるさと館・展示棟1階の「博多弁講座」が流れる電話機

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 「博多町家」ふるさと館(福岡市博多区冷泉町)展示棟1階の電話機で流す「博多弁講座」がリニューアルした。

「博多町家」ふるさと館 展示棟外観

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 明治・大正時代を中心に、博多の暮らしと文化を紹介する同館。展示棟1階の「博多弁講座」のコーナーでは、親子の日常会話や博多にわかなど博多弁の音声を旧式電話の受話器から流してきた。来年8月で開館30周年を迎えるため、博多出身の声優・山口勝平さんに「博多弁講座」の声を担当してもらい、内容も一新することにしたという。「博多弁講座」のリニューアルは開館以来初。

 櫛田神社近くで生まれ育った幼少期の山口さんは、同館館長・長谷川法世さんの代表作「博多っ子純情」が原作の映画に、水法被を着てエキストラ出演したこともあるという。山口さんは、アニメ「名探偵コナン」の工藤新一、「ワンピース」のウソップなどの声優を務める。

 リニューアル前は、母親と子どもの朝の会話を再現した「日常会話・初級」編、初代館長・西島伊三雄さん出演のタクシー運転手と客の会話「日常会話・対談」編、博多仁和加(にわか)振興会元会長・岡部定一郎さんによる「博多にわか」編を流していた。リニューアル後の「博多弁講座」は、年間の博多の祭りを紹介する「博多の祭りしっとうや」編、博多を案内する場所の相談をする「電話の会話」編、博多の郷土芸能・博多仁和加を5つ紹介する「博多仁和加」編の3種類。

 同館事務局次長の池田陽子さんは「博多弁の温かさ、博多の見てほしいところ、博多の長い歴史と守り続けている祭りなどについて知ってほしい。博多に縁のある山口勝平さんの声で楽しんでもらえれば」と話す。

 開館時間は10時~18時(入館は17時30分まで)。第4月曜休館。入館料は200円(中学生以下無料)。

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