JR九州(福岡市博多区博多駅前3)が10月1日、エントリー駅弁購入者の投票によって決める「第14回九州駅弁グランプリ」を開始した。
「九州駅弁グランプリ」とは九州各県からエントリーした駅弁から購入者の投票によってグランプリを決めるイベント。2004(平成16)年から始まり、今年で14回目の開催となる。九州観光の魅力向上や地域を元気にするため、旅の魅力の一つである駅弁にスポットを当て企画したという。
エントリーした駅弁は、初登場14種類を含む45種類。「東筑軒」の「大名道中駕籠かしわ」(福岡)や「博多松栄軒」の「博多 ぶらぶら博多弁」(同)、「中央軒」の「かしわめし」(佐賀)、「プレアデス」の「有田焼カレー(大)」(同)、「坂本屋」の「坂本屋 角煮めし」(長崎)、「人吉駅弁 やまぐち」の「栗めし」(熊本)、「城山ストアー」の「わっぜぇうまか!!薩摩黒膳弁当でごわす。」(鹿児島)、「せとやま弁当」の「みやこのじょう盆地物語」(宮崎)など。投票方法は、購入した駅弁に付いている「投票シール」のQRコードにアクセスし、「味」「こだわり・郷土感」「食材の盛り付け」「パッケージ(掛け紙)」「価格」の5つの審査項目で評価する。投票した人には抽選で、同社の観光列車「或る列車」や「36ぷらす3」の招待券や九州の特産品などを進呈する。
同社営業部営業課の宮田美穂さんは「列車での出張やお出かけの際にちょっとした楽しみとして、駅弁を手に取ってほしい。同じ野菜でも地域によって切り方や味付けが異なっていたり、掛け紙などに思いやこだわりが詰まっていたり、そういうところも楽しんでほしい。お気に入りの駅弁を見つけてもらえれば」と話す。
投票期間は来年2月11日まで。投票により10種類程度を選び、2月下旬に決勝大会を実施。結果は3月中旬にサイトで発表する。