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福岡・中洲にホテルとホールの複合施設開業 明治安田生命福岡ビルに

ホテル「ザ ロイヤルパーク キャンバス 福岡中洲」とホール「明治安田ホール福岡」の複合施設外観

ホテル「ザ ロイヤルパーク キャンバス 福岡中洲」とホール「明治安田ホール福岡」の複合施設外観

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ホテル「ザ ロイヤルパーク キャンバス 福岡中洲」とホール「明治安田ホール福岡」の複合施設が8月4日、「明治安田生命福岡ビル」(福岡市博多区中洲5)内にオープンした。

開業記念式典テープカットの様子

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 明治安田生命保険相互会社(東京都)が開業する同施設は、地上14階建てで1階はホール、2階~14階はホテルを有する。1963(昭和38)年に完成した旧明治安田生命福岡ビルを建て替え、ホールの要素は継承し、新たにホテルの要素を加えた複合施設となる。

 1階の「明治安田ホール福岡」は約240平方メートル、収容人数はシアター形式で240席、スクール形式で120席。イベントやコンベンションが可能な多目的施設として運営する。同ホールは、「明治安田ヴィレッジ 福岡」と称して、同社がタイトルパートナーを務める「Jリーグ」と協働で「地元のひとが元気になる空間」をテーマに、「健康増進」「地方創生」のプロジェクトや、映画上映イベント、お笑いイベントなどスポーツ・文化のイベント開催を予定する。

 ホテルは三菱地所グループのロイヤルパークホテルズアンドリゾーツ(東京都)が福岡県で2店舗目として出店。「九州の自然に癒される」をコンセプトに、九州産木材を2階のラウンジやレストランの天井などに使うほか、九州産樹木を1~3階フロアに計138本配置する。館内のBGMには、九州各地で実際に録音した川のせせらぎや鳥のさえずりなど自然の音を使う。

 2階は、宿泊客以外の利用にも対応する、博多川を望むテラス席併設のラウンジ「キャンバスラウンジ」、福岡のONOグループがプロデュースするレストラン「ONO HAKATA-Octo Natura Kyusyu-」を設ける。「キャンバスラウンジ」には、旧明治安田生命ホールで50年以上使われていたというグランドピアノも配置。3階は大浴場やバーなどのほか、九州の樹木を移植し「九州の森」をイメージしたという60席の「ルーフトップガーデン」を設ける。4階~14階は全255室の客室となり、客室タイプはスタンダードダブル、コーナーツイン、スーペリアツイン、バルコニースイートなど。客室の壁面には九州の自然をテーマにしたグラフィックやアートを配置する。このほかホテル内にコンポストを設け、生ごみから生成した肥料をルーフトップガーデンで使用や、不要食器を回収してリサイクルし、客室内のマグカップやアメニティトレーなどに再利用している。

 明治安田生命保険相互会社執行役社長の永島英器さんは「この建物が福岡、中洲の新たなランドマークとなり、地域に根差したさまざまな取り組みの発信拠点にしていきたい」、ロイヤルパークホテルズアンドリゾーツ社長の水村慎也さんは「宿泊される方だけではなく、福岡の皆さまに利用いただけるようなホテルを目指す」と話す。

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