「世界水泳選手権2023福岡大会」が7月14日、開幕する。
「世界水泳選手権2023福岡大会」は17日間行い、合わせて約200の国と地域から約2400人の参加選手数を見込む。競技は、競泳・飛込・ハイダイビング・水球・アーティスティックスイミング・オープンウォータースイミングの6種別75種目。「世界水泳選手権」が国内で開催されるのは、アジア初開催の2001(平成13)年福岡大会から22年ぶり2回目となる。7月7日は開幕に先立ち、会場の「マリンメッセ福岡」(福岡市博多区沖浜町)A館・B館など競技会場の内覧会が行われた。
マリンメッセ福岡A館では、7月23日~30日に競泳、7月14日~22日にアーティスティックスイミングが行われる。競技用プールは、長さ50メートル、幅26メートル、深さ3メートルの仮設プール。席数は約7300席。A館の横には、ウォームアッププールと選手棟を設ける。
マリンメッセ福岡B館では、7月16日~29日に水球が行われる。競技用プールは、長さ35メートル、幅22メートル、深さ2メートルの仮設プール。席数は約2600席。B館横にも、ウォームアッププールと選手棟を設ける。選手の公式練習開始は7月12日からを予定する。
福岡市内の会場はこのほか、福岡県立総合プール(種別=飛込)と、シーサイドももち海浜公園(種別=オープンウォータースイミング、ハイダイビング)の計4会場となる。
今回、仮設プール設置など会場の設営工事は4月から約3カ月間行い、現在ほぼ完成している。同大会の会場全体の整備費は今年2月時点で約115億円を見込んでいる。
開幕を1週間後に控え、大会組織委員会競技施設担当部長の藤原浩幸さんは「いよいよ来た、と思っている。世界中から集まった人に水泳を楽しみ福岡を楽しんでほしい」と話す。
「世界水泳選手権2023福岡大会」は7月30日まで。「世界マスターズ水泳選手権2023九州大会」は8月2日~11日、マリンメッセ福岡A館、福岡市総合西市民プール、福岡県立総合プール、シーサイドももち海浜公園の福岡4会場と、熊本、鹿児島で5種別63種目が行われる。