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博多阪急で廃棄物削減テーマに展示販売イベント「テルザストーリー」 各階で

「おすそわけアートワーク」の地球と企画担当者の竹村諒さん

「おすそわけアートワーク」の地球と企画担当者の竹村諒さん

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 「廃棄物の削減」をテーマにした展示販売イベント「TELL THE story(テルザストーリー)」が5月31日、博多阪急(福岡市博多区博多駅中央街)1階メディアステージをメイン会場に各階で始まった。6月5日の「環境の日」、6月の「環境月間」の時期に合わせて開催する。

1階メディアステージ「イワミズアサコ 日本文化のおすそわけアートワーク展」

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 「廃棄物の削減」をテーマに、端材でできたアート作品やインテリア雑貨、バッグやアクセサリー、服などを展示・販売するイベント。今回初めて企画を担当した同店OMO販売企画部の竹村諒さんは「イベントタイトルは、『商品が生まれる背景や過程を伝えよう』とメッセージを込めて付けた。本を読むように、物が生まれる背景にある数々のストーリーを知ってもらえれば」と話す。

 メイン会場の1階メディアステージでは、日本の伝統技法「木目込み」を取り入れ、さまざまなファブリックを使った作品を手がけるアーティスト・イワミズアサコさんの作品を展示・販売する。作品には、久留米がすりや金沢箔(はく)、大川の突板など各産地からお裾分けしてもらった端材を使い、絶滅危惧種の動物をモチーフにした作品をそろえる。会期中はイワミズさんが在店する。会場に設置したアートワーク「地球」に残布や端材を使って客と「キメコミアート」を作るワークショップ「おすそわけアートワーク」も行う。参加費無料。参加は会場で随時受け付ける。今月6日まで。

 今月7日からは、服を売らないアパレルブランド「エナジークローゼット」のポップアップを予定する。「クローゼットをお気に入りの服で満たし、着なくなった服は引き継いでいく」をコンセプトに、いらなくなった服3枚を客が持参すると、店頭の服3枚と交換する。入場料は3,000円。博多阪急ホームページからの事前申し込みが必要。

 4階ステージ4では、大阪のブランド「Atelier M/A(アトリエエムエイ)」が出店。Reシリーズでは、布の端切れや残糸、レジ袋などの端材をコラージュのように並べ、プレス機で透明なオレフィン樹脂に圧着して仕上げる。商品は、名刺やカードなどが収納できる「リサイクルケース」(3,520円)、磁石ボタンを使ってバッグのふた部分を留める「リサイクルショルダーポーチ」(1万6,500円)など。今月6日まで。

 7階ステージ7-1では、廃棄する米を原料にしたプラスチック素材のブロック玩具「OKOMEIRO(オコメイロ)」(S=1,320円~、M=4,928円~、L=8,228円~)などを販売する。7階ステージ7-2では、役目を終えたマネキンを一点物の家具やアートに仕立てる「七彩」の作品「マネキンアップサイクル」(3万2,670円~)を展示する。受注生産で、商品は約3カ月後に客へ届ける。

 竹村さんは「面白そうだなとふらっと立ち寄って、気に留めてもらい、身近な人に『TELL THE story』してもらえればうれしい」と来場を呼びかける。

 開催時間は10時~20時(最終日は18時まで)。今月13日まで。

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