「西鉄ホテル クルーム 博多祇園 櫛田神社前」(福岡市博多区祇園町)が4月12日、開業した。運営は「西鉄ホテルズ」(中央区天神1)。
「西鉄ホテル クルーム」は「Communication(交流)」「Cheerful(快活な)」「Comfortable(快適な)」「Creative(創造的な)」の4つの「C」に「Room」を合わせ、「交流が生まれる活(い)き活きとした空間」「創造性やひらめきが生まれる空間」をブランドコンセプトとする。現在、名古屋と博多駅前に展開し、同ホテルは3館目として開業した。3月27日に延伸開業した地下鉄七隈線の新駅「櫛田神社前」から徒歩約1分に位置する。
敷地面積は1596平方メートル。地上13階建て。フロア構成は1階=大浴場・コミュニティースペース「カクウチ&カフェ CROOM STAND」、2階=フロントロビー・カフェ・ラウンジ、3階~13階=客室。総客室数は275室。ダブル、ツイン、トリプル、フォースに加え、中長期滞在者向けに電子レンジや洗濯機などを設置したステイタイプも用意する。
1階「カクウチ&カフェ CROOM STAND」と2階カフェ・ラウンジは、ワーキングスペース、くつろぎの場の提供として宿泊者以外も利用できる。「カクウチ&カフェ CROOM STAND」では、福岡の食材を使ったオリジナル冷凍食品を販売する自動販売機や、オリジナルワイン、ビール、コーヒーなどのサーバも設置する。
同ホテル総支配人の松岡恭美さんは「ホテルの利用者だけではなく、地域の方が立ち寄れるような『開かれたホテル』を目指したい」と話す。