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JR九州グループがサブスク実証実験 「SUGOCA」通勤定期券所持者対象に

「toypo」アプリ内の「JR九州サブスク」の画面イメージ

「toypo」アプリ内の「JR九州サブスク」の画面イメージ

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 JR九州が12月1日、「SUGOCA」の通勤定期券の利用者を対象に、博多駅構内や福岡都市圏などで利用できるサブスクリプションサービス「JR九州サブスク」の実証実験を始めた。

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 サブスクリプションサービスのプラットフォームを展開する「トイポ」(中央区大名2)と共同で実施する。日頃からJR九州を利用する顧客により充実した移動体験や購買体験を提供しようと、サブスクリプションサービスと割引の実証実験を行う。

 実証実験には、neuet、JR博多シティ、JR九州フードサービス、JR九州ファーストフーズ、ヌルボンが参画する。サブスクリプションプランは、「駅弁当(博多駅店・筑紫口店・新幹線口店)」で弁当1個購入につきペットボトルのお茶を1本サービスするプラン(月額300円)や「たんやHAKATA 博多駅店」で「牛たん朝定食」が毎回200円引きになるプラン(月額500円)、「だんらん居酒家HANA 美野島店」で生ビールが半額の330円で何杯でも注文できるプラン(月額900円)、コワーキングスぺース「Co-Working & Co-Learning Space『Q』」の1時間利用回数券10時間分(月額5,500円)など、博多駅構内や福岡都市圏の飲食店や施設で利用できるサービスを販売。シェアサイクルサービス「チャリチャリ」の90円分のライドチケット毎月10枚を無料で進呈するクーポンも用意する。

 利用では、トイポが提供するアプリ「toypo」をダウンロードし、SUGOCA裏面に記載されているカード番号などを入力して各サブスクプランを購入してもらう。JR九州は今回の実証実験で、定期券のサブスクリプションサービスの市場性や、同サービスが鉄道利用や駅ビルなど店舗の利用回数増加につながるかなどを実証したいと考える。

 JR九州営業部営業課デジタル戦略推進プロジェクト課長代理の春野健二郎さんは「利用状況を見ながら、販売する商品の変更や追加なども行う予定」と話す。

 販売=来年3月31日まで、サービス提供=来年4月30日まで。

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