見る・遊ぶ 買う

博多でイラストレーター・津島タカシさん個展 動物の版画や型染めなど

イラストレーター・津島タカシさんと作品

イラストレーター・津島タカシさんと作品

  • 7

  •  

 イラストレーター・津島タカシさんの個展「羽花(うか)」が現在、臨済宗妙心寺派「節信院(せっしんいん)」(福岡市博多区御供所町)で開催されている。

津島タカシさんの個展「羽花」会場の様子

[広告]

 津島さんは1969(昭和44)年、福岡県生まれ。広告会社で3年間イラストレーターとして勤務後、1990(平成2)年から現在までフリーランスとして広告媒体を中心としたイラストレーションをはじめ、版画、テキスタイルデザイン、陶器の絵付け、ライブペインティングなどの作品を手がけ、展示会やイベントも行ってきた。1999(平成11)年からは8年間、「子供図画工作室」の講師を勤め、その後は子ども向けの図画工作ワークショップを開催している。

 津島さんは「動物をモチーフとした作品が中心で、意識して描いているわけではないが、動物の形を借りて人間の気持ちなど言葉にできない内面を表現していることが多い。作品を見て『何か』を感じることで、自分自身を感じるきっかけになれば」と話す。

 「節信院」での個展は、2014(平成26)年から毎年同時期に開催しており今年で8回目。津島さんによると、毎回個展のテーマをあえて決めずに作品制作に取りかかるといい、制作過程で自然にテーマが決まっていくという。

 今年のテーマは「フクロウ」。会場では、フクロウをメインに花やネコ・ウサギなど他の動物も組み合わせた作品など、鮮やかでやわらかい雰囲気の作品が並ぶ。ジクレー版画、水性と油性の性質を兼ね備えた絵の具を使った絵画、教え子の染色作家・キノウサラサさんが染めを担当した型染めテキスタイル作品などを展示販売する。そのほか、動物と植物が描かれた陶器や動物・人間・花が舞うように見えるモビールなど過去に制作した作品やポストカードなども並ぶ。作品の一部は期間限定でオンライン購入が可能。

 津島さんは「お寺は日常生活から切り離された場所。ゆったりした場の空気と、ゆっくり流れる時間の中で、作品を感じてもらえれば」と話す。

 開催時間は12時~18時。入場無料。今月16日まで。

  • はてなブックマークに追加

ピックアップ

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース