アート交流施設「OVERGROUND（オーバーグラウンド）」（福岡市博多区美野島1）が9月3日、オープンした。

オープン記念の企画展「Window view」

　美野島商店街に近いビルの2階にオープンした同施設。店舗面積は約600平方メートル。Arts Club、フォトスタジオ、ギャラリー、サロンスペース等を併設するアート交流施設の位置付けで、コンクリート打ちっぱなしの空間には作品を飾りやすい白い壁を備える。

　代表は福岡を拠点に活動する画家の生島国宜さん。福岡のアートシーンで交流のあったメンバーと共に同施設を立ち上げた。アーティストが作品発表や実験的創作を行うと共に美術愛好家が企画や活動に参加することで、人と人が自由に交流し思考する場を目指す。今後は会員制とし、会員がイベントを企画したり参加したりしながら、アートが生活の一部になるようにしたいという。

　生島さんは「美野島商店街が近くにあり、周りは下町の雰囲気。緊張感のある展示や作品もあるが、気軽に来て交流してもらいたい。今後は会員制のアート交流施設としたいので、一緒に盛り上げてもらえる人に会員になってもらえれば」と呼びかける。

　営業時間は14時～21時。月曜・火曜定休。

　現在、オープン記念の企画展「居場所について」「Window view」を開催している。入場無料。10月10日まで。