オフィスビル「博多イーストテラス」(福岡市博多区博多駅東1)が8月5日、完工した。
同ビルは、NTT都市開発(東京都)と大成建設(同)が開発を進めてきたビル。博多駅筑紫口エリアに位置し、福岡市が推進する博多駅を中心とした街づくり施策「博多コネクディット」の規制緩和第1号の物件となる。1階はスモールオフィスとカフェ、2階~10階はオフィスフロアで、フロア面積は約2234平方メートル~約2254平方メートル。敷地内の広場としてオープンスペースのサウスガーデン(南側広場)とノースガーデン(北側広場)を設け、日常的なにぎわいづくりなどを目的に、キッチンカーの設置やイベント実施などを計画するという。
1階のスモールオフィス「Mol.t(モル・ト)」は、個別空調を備えたセキュリティー付き個室18室(2人用=6室、3人用=11室、6人用=1室)を用意するほか、動画撮影用カメラやモニター、スイッチング機器を備えたスタジオや会議室、ウェブ会議ブースも設ける。月額利用料は2人用で18万7,000円~。初期費用は月額利用料の2カ月分。併設されるカフェは9月14日に、九州初上陸で国内5店舗目となるノルウェー発カフェ&バー「FUGLEN(フグレン) FUKUOKA」がオープンする。
このほか1階の南北通路には、福岡市が推進する「Fukuoka Art Next」に関連し、「アジアデジタルアート大賞展FUKUOKA」の外部展覧会場として、アート作品の展示も行う。