菓子店「苺(イチゴ)のワルツ」と「りんごとバター。」が福岡空港国内線旅客ターミナルビル(博多区大字下臼井)2階にオープンして1カ月がたった。運営は「風美庵」(福岡市南区高木2)。
2店舗は同じ階に隣設してオープン。同社広報担当者の波多野美佐子さんは「福岡空港は福岡および九州の玄関口で利用者が多い。福岡など地域の素材を使った土産物を開発する当社をもっと知ってもらおうと出店した」という。九州での出店は、「苺のワルツ」が「博多風美庵マイング店」(博多区博多駅中央街1)に続き2店舗目。「りんごとバター。」は初出店となる。
「苺のワルツ」は、イチゴ「あまおう」をメインに使ったスイーツブランドで、店名には「ワルツが聴こえてくるような、心がときめくスイーツ店になるように」という気持ちを込めているという。特注の焼き型で花やイチゴの形に仕上げた商品のほか、イチゴ型のタルトに、あまおう苺チョコとホワイトチョコ2層のクリームを入れて焼き上げた「あまおうチョコタルト」(4個=864円~)や、あまおうの果汁を混ぜたマロンクリームをのせた「苺のモンブラン」(594円)など約12種類の商品を販売する。
「りんごとバター。」は、「りんごとバターにとことんこだわる」をコンセプトに、青森県産のリンゴ「ふじ」と国産バターを使ったスイーツを提供するブランド。冷蔵商品は職人が一つ一つ手作りしており、優しい味わいを引き出しているという。リンゴの形に焼き上げた「フィナンシェ」(2個=356円、6個=950円~)や、パイ生地の上にアーモンドクリームを絞り煮込んだりんごを並べて焼き上げた「タルトタタン」(1,404円)など、約10種類の商品をそろえる。
波多野さんは「『りんごとバター。』については、何度か福岡で催事出店しており『催事ではなく常設してくれたらいいのに』という声をもらっていた。『苺のワルツ』についても福岡特産のイチゴ『あまおう』を使い、福岡の魅力を全国に発信したいという気持ちがあった。たくさんの人に楽しんでもらえたら」と話す。
両店の営業時間は6時30分~21時。