キャナルシティ博多(福岡市博多区住吉1)が飾り山笠奉納期間の7月1日~14日、山笠をテーマにしたキャナルアクアパノラマ「YAMAKASA(ヤマカサ)」を上演する。
「キャナルアクアパノラマ」は、映像、噴水、音響、照明を使ったアトラクション。「YAMAKASA」は2017(平成29)年に初上演し、今年で6回目となる。吹き上がる噴水を前に、博多祇園山笠の起源や歴史の紹介、「オイサ!」の掛け声に合わせて櫛田入りする男たちの映像をスクリーンで上演する。上演は同館サンプラザステージで20時から行い、1回約4分を予定する。
今年の博多祇園山笠(7月1日~15日)は、新型コロナウイルスの影響で延期されていた舁(か)き山笠を3年ぶりに行う予定。同館では7月1日~14日に飾り山笠「博多祇園山笠十四番山笠」を奉納する。今年の標題は、表が「弁慶衣川大奮戦(べんけいころもがわだいふんせん)」で、見送りは「浦島太郎龍宮縁(うらしまたろうりゅうぐうのえにし)」。同館の飾り山笠特有の四面飾りを生かし、博多織デベロップメントカレッジの生徒が制作した献上博多帯を水の流れに見立てた作りとする。
同館広報担当者の溝口尊子さんは「今年も当館では飾り山の奉納と、アクアパノラマ『YAMAKASA』を上演する。飾り山の背景に映し出される大迫力の映像、光、噴水の共演を楽しんでほしい」と呼びかける。