新幹線博多駅構内2階にある土産店「九州恵みの玉手箱博多」（博多駅中央街、TEL 092-432-1626）に4月27日、長崎県の壱岐島の特産品販売と観光情報を発信する店舗「実りの島『イキノエキ』」がオープンした。

「実りの島『イキノエキ』」

　JR西日本（大阪市北区）とジェイアールサービスネット福岡（福岡市博多区博多駅南1）が長崎県壱岐市と連携し、オープンした。JR西日本グループは、地場産業の活性化に取り組んでおり、その一環で壱岐市と連携して壱岐島の特産品を販売するコーナーを今回初めて設けた。コーナー名は、鉄道の駅がない壱岐島と客とをつなぐ「駅」になれるよう名付けたという。

　販売商品は、壱岐牛と数種類のスパイスを使ったビーフカレー「壱岐牛カレー」（680.4円）、ショウガとイカスミを使ったシーフードカレー「いかカレー」（594円）、島外でも一部でしか販売していないという「うにめしの素」（1,080円）、壱岐にある焼酎蔵元7社の代表銘柄を使った「壱岐焼酎ケーキ 蔵めぐり」（1,620円）、壱岐島と五島の蔵元がコラボレーションした焼酎「本格麦焼酎1・5 ONE FIVE」（2,970円）などをそろえる。今後は、規格外などで廃棄される壱岐産農作物を使ったクラフトジン「神楽（かぐら）」の数量限定販売も予定しているという。

　同店スタッフは「地域共生、地場産業の発展に貢献したい。壱岐島を知ってもらい、商品をきっかけに実際に壱岐島に行ってもらえたら」と話す。

　営業時間は9時～19時。