「ストリートピアノ」が4月21日、商業施設「ベイサイドプレイス博多」(福岡市博多区築港本町)にお目見えした。
新型コロナウイルス感染症流行により影響を受けたアーティストの活動継続の支援を目的に、「福岡音楽都市協議会」(下川端町3)と連携。C館中2階の円柱型大水槽「アクアリウム」の前にグランドピアノを設置した。商業施設内の子ども施設「あそびたいけん!ミルキーウェイ」にあったグランドピアノで、こども施設でわらべうたを教えていた松本節子さんが「今まで以上にたくさんの人がピアノに触れる機会になれば。かわいがってもらえれば大変うれしい」と寄贈した。同協議会が運営している「OTOJIRO(オトジロー)」のデータベースに登録されているアーティストにも活動の場を提供していく。
21日に行われたオープニングセレモニーで、ベイサイドプレイス博多の羽賀靖社長は「コロナ禍で船がストップし旅客数が減り、利用客も減る中、音楽を通して何かおもてなしができないか、利用客に喜ばれる何かがしたいと企画した。2000匹以上の魚が泳いでいる水槽の前での演奏は、演奏する人はもとより、聴衆にも満足してもらえるのではと思う。気軽に集まって音楽ができる場所になれば」と話す。
利用時間は10時~17時。