ラーメン店「RAMEN 浜虎 福岡中洲店」(福岡市博多区中洲5)が3月21日、オープンした。
運営は飲食店の経営を行うヌードル・ファクトリー(横浜市)。2002(平成14)年に「麺場 浜虎 横浜鶴屋町店」(同)をオープンし、現在横浜で3店舗、インドネシア・バリ島で1店舗を運営。同店は5店舗目で福岡は初出店。
社長の伊藤崇さんは「1号店を作ってくれた内装屋さんが大野城市出身で、九州から材料を積んで横浜まで行き来してくれた。その縁でいつか福岡でオープンしたいと思っていた。福岡での非豚骨ラーメンの勢いを感じ、市場のタイミングと福岡のご縁のタイミングが良いと判断。友人でフードコンサルタントをしていた中野信一郎さんの協力もあり、出店することになった」と話す。中野さんは店長に就いた。
内装はコンクリートと木材を使った作業場のような雰囲気とした。伊藤さんは「昔住んでいたアパートの前の資材置き場で職人が裸電球の下でカップラーメンを食べているのを見て『おいしそうだな』と感じ、本物のラーメン店にしたら、よりおいしそうに感じるのではないかと思った」という。席数はカウンター8席、テーブル18席。
麺は「G麺7(じーめんせぶん)」(横浜市)店主の後藤さんに協力を得たという自家製麺。鶏ガラベースのスープに自家製調味料「醤(ジャン)」を合わせたラーメンを提供する。提供するラーメンごとに使う醤は異なる。メニューは、鶏チャーシュー、メンマ、刻みネギ、赤スプラウトなどがのり、
醤は鰹荒節・鯖節・干し海老・片口鰯が配合されたものを使った「醤そば」(730円)や「コク塩鶏そば」(780円)、「つけそば」(800円)など。大盛りは同料金。テーブルにはハーブミックスや辛味スパイス、白こしょう・黒こしょう・さんしょうのブレンド「三椒(さんしょう)」などのスパイスをそろえ、味変も楽しめるようにする。
伊藤さんは「豚骨系でも家系でもない新たなジャンルを提供する。季節ごとに変化する麺の提供も予定している」と話す。
営業時間は11時~20時。