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福岡アジア美術館で展覧会「ヒンドゥーの神々の物語」 黒田豊さんコレクションなど500点

「ラーマの一族」20世紀前半、福岡アジア美術館(黒田豊コレクション)

「ラーマの一族」20世紀前半、福岡アジア美術館(黒田豊コレクション)

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 展覧会「ヒンドゥーの神々の物語」が1月2日から、福岡アジア美術館(福岡市博多区下川端町3)アジアギャラリーで開催される。

T.K.プットゥサミ「ヴィシュヴァールーパ」

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 インド大衆美術の個人コレクターの黒田豊さんのコレクションを核に、同館、古代オリエント博物館(東京)、平山郁夫シルクロード美術館(山梨)などのコレクションを加え、ヒンドゥー(ヒンズー)の神々のイメージの変遷を古代から現代までたどる展覧会。インド独立75周年・日印国交樹立70周年記念に加え、黒田さんから寄与を受けた作品の紹介の機会として企画した。

 インダス文明の出土品や女神像、インド更紗(さらさ)やガラス絵、大衆文化を彩った民俗画、「ヴェルマー・プリント」と呼ばれる印刷物、現代イラストレーションなど、立体・絵画・印刷物・写真など、約500点の作品を展示する。オープニングイベントとして9日には黒田さんのギャラリートーク「魅せられて40年-インドの神様絵を蒐(あつ)める」を開く(要申し込み)。このほかインド舞踊公演、スパイスを作るワークショップなども行う。

 同館広報担当者の石橋祐太郎さんは「古代から人々の熱烈な信仰を集め、時代とともに変転し続けるヒンドゥーの神々。貴重な作品や資料を通じて、インド文化の基盤となり、厚く信仰されてきたヒンドゥーの神々とその豊穣(ほうじょう)なる世界像を知ってもらえたら」と話す。

 観覧時間は9時30分~18時(金曜・土曜は20時まで)。水曜休館。観覧料は、一般=200円、高大生=150円、中学生以下無料。3月29日まで。

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