一般社団法人地域企業連合会(福岡市博多区博多駅前2)が現在、持続可能な社会の実現と魚と人に優しい海洋環境の再生を目的に掲げたコンテスト「取り戻そう、魚や人にやさしい海を 海のお掃除プラントロボット 夢コンテンスト」へのアイデアを募集している。
同コンテストは、スイスのチューリッヒに本拠を置く世界的なシンクタンク「Horasis(ホラシス)」のアジアミーティングが、今秋北九州市で開催されることを記念して企画。現在、世界の海洋における環境汚染・ごみ問題は深刻で、中でもプラスチックごみは年間数百万トンを超える量が海洋に流出していると推測され、2050年には魚よりも海洋プラスチックごみの量が多くなると予想されている。同コンテストでは、「海洋ごみの回収と海洋汚染の改善」をテーマに、海をきれいにするロボット(プラント)のアイデアを募集する。
応募は誰でも可能で、公式サイト内の応募ページで受け付ける。作品は、イラスト、ショートムービー、漫画、ポスター、アート作品、絵本、作文、企画書、計画書、設計図などさまざまな角度からのアイデアを募集する。文字数や枚数に制限はないが、映像作品は3分以内に限る。作品データの容量が4.5メガバイトを超える場合は、データをDVDに格納して事務局へ郵送する必要がある。作品が立体物の場合は、事前の問い合わせを求める。
小~中学生を対象としたジュニア部門には「夢大賞」「北九州市長賞」「企業賞」を、高校・専門学校以上を対象とした学生~一般部門には「グランプリ賞」「北九州市長賞」「審査員特別賞」「企業賞」を用意する。賞金総額は50万円で、優秀作品には表彰状・トロフィー・副賞を贈呈する。日本環境設計(神奈川県川崎市)の代表取締役会長・岩元美智彦さんが審査委員長を務めるほか、九州大学の磯辺篤彦教授などが審査を行う。
応募締め切りは9月30日17時(郵送の場合は当日消印有効)。審査スケジュールは、10月上旬=1次・2次審査、11月上旬=最終審査、11月下旬=表彰式を予定する。