今年の博多祇園山笠(やまかさ)の飾り山笠が7月1日、福岡市内12カ所で公開になった。
2021年の「博多祇園山笠」は、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から舁(か)き山笠行事は来年へ延期になったが、飾り山笠は2年ぶりに市内各所で飾られている。
大黒流の区域内の明治通りに面した「博多リバレイン」(福岡市博多区下川端町3)には、十番山笠「博多リバレイン」がお目見え。今年の表は、能楽や狂言の保護と育成に力を注いだ教養文化人の佐々木道誉を題材にした「婆娑羅大名道誉(ばさらだいみょうどうよ)」で、見送りは、大黒流の由来でもある大黒天をはじめとする七福神を描いた「博多祝之七福神(はかたいわいのしちふくじん)」とした。
飾り山笠の公開は今月15日未明まで。舁き山笠行事が延期のため、お汐井取りなど関連する行事はないが、櫛田神社の祇園例大祭は執り行う。