JR九州（福岡市博多区博多駅前3）が6月14日から、リモートワーク推奨車両「シェアオフィス新幹線」を期間限定で運行する。

リモートワーク推奨車両

　九州新幹線にパソコン作業やオンライン会議などのリモートワークに適した車両（リモートワーク推奨車両）を設定する。通常、九州新幹線車内において座席での携帯電話などでの通話は控えるよう呼び掛けているが、リモートワーク推奨車両では座席で通話ができるほか、安定した通信環境を用意し、オンライン会議などにも対応する。

　対象列車は、「さくら402号」鹿児島中央駅（12時発）～博多駅（13時37分着）と「さくら409号」博多駅（16時24分発）～鹿児島中央駅（17時59分着）。リモートワーク推奨車両はN700系6号車で、リモートワーク利用できる座席は、グリーン席を除く、モバイル用コンセントがある窓側座席のみ。座席数は18席で、満席の場合は利用できない。

　リモートワーク推奨車両に座席指定はなく、対象列車のほかの号車の乗車券と指定席特急券を購入し、乗車後に同車両へ移動して利用する。同車両内には客室乗務員が1人乗務し、除菌シートの配布や、無料Wi-Fiの利用案内などを行う。

　運転期間は6月30日まで（土曜、日曜を除く）。