ホームセンターを運営する「グッデイ」(福岡市博多区中洲中島町2)と「LINE Fukuoka」(博多駅中央街8)が5月25日、グッデイLINE公式アカウント上で防災知識の取得からグッデイオリジナル防災セットの購入までできるサービスを開始した。
グッデイでは、昨年9月に発生した台風10号において、九州接近前後に災害対策や自宅避難に備える商品を購入する多くの客が来店し、多くの品切れが発生し、災害直前での対策に課題を感じたという。LINE Fukuokaから提案を受け、防災セットの販売だけではなく、災害時の備えの必要性や防災意識向上についての発信までできることや、過去のLINE Fukuokaの防災に関する取り組み実績から、客に必要なサービスを提供できると思ったことから、協業を決めたという。コンセプトは「万が一の災害の際、『家族を守るための防災』を実現するため防災グッズの普及を目指す」とする。
防災知識は、アカウント内チャットボットのインフォグラフィックで、九州の近年の災害情報や防災備蓄の必要性を解説するほか、客からのアンケートや災害時の店舗売り上げデータを基に必要なアイテムを選定し表示する。
オリジナル防災セットは台風10号の九州接近時の販売データの分析と、グッデイLINEアカウント上で行った客へのアンケート結果から、災害時に備えてほしいアイテムを厳選した「グッデイオリジナル防災セット」を販売する。「グッデイ防災基本9点セット」(5,000円)と「グッデイ防災基本14点セット」(1万円、以上1000個限定)の2種類を用意。同LINE公式アカウント内のチャットボットからECサイトへ遷移し、購入できる。店頭販売は無く、支払い方法はクレジットカードまたはLINE Payで対応する。発送開始日は6月16日。