博多の歴史を当時の場所でしのぶ-電柱の看板に歴史を記す

設置には関係者ら20人が集まった。看板には現在と過去の町名も表示されている。

設置には関係者ら20人が集まった。看板には現在と過去の町名も表示されている。

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 博多の歴史や文化の継承を目的に有志約20人で組織する市民団体「ハカタ・リバイバル・プラン」は11月28日、博多地区に残る歴史の該当場所の電柱にその歴史を記した看板を設置した。福岡市の自主的なまちづくり活動を支援する「やる気応援事業」の一環。

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 同団体では約2年前から構想を練っており、郷土学の研究団体などと資料の調査や裏付けを進め、今回の設置にこぎ着けた。看板は、豊臣秀吉を迎えて接待したといわれる神屋宗湛(そうたん)邸跡(福岡市博多区奈良屋町)や、高杉新作が潜伏したといわれる柳町の旧大浜小学校(下呉服町)など計5本の電柱に設置。関係者らが見守る中、設置が完了すると拍手が起こった。

 同団体の立石武泰会長は「地元なのに地元の歴史を知らない人はとても多い。郷土に愛着と誇りを持ってもらえる一助になれば」と話す。

 今後も電柱看板の数を増やす検討をしているほか、ホームページに特設ページを設けるほか、ポッドキャスティングの導入も検討している。

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