表情豊かな「シロイルカのきもち」写真展-キヤノンギャラリー福岡で

「今後も楽しみながら、被写体との一体感を表現したい」と話す市川さん。

「今後も楽しみながら、被写体との一体感を表現したい」と話す市川さん。

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 キヤノンギャラリー福岡(福岡市博多区美野島1)で10月27日、写真家の市川裕一さんの写真展「シロイルカのきもち」が始まった。

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 市川さんがイルカやクジラの魅力に取りつかれたのは約20年前。現在は編集業の傍ら、年に1度北極圏に出向き、シロイルカを撮り続けている。先に行われた銀座や札幌での展示も20~30代の女性を中心に、子どもから年配者まで幅広く来場したという。

 ギャラリーには、北極圏で撮影した、群れをなす珍しい写真や、母親の背中に乗って遊ぶ姿、カメラに顔を向けるものなど、好奇心旺盛なシロイルカの写真33点を展示している。また、携帯電話会社のCMで使われた、水中で輪を作る写真や、全国でシロイルカが飼育されている島根アクアス、名古屋港水族館、八景島シーパラダイス、鴨川シーワールドの4つの水族館で撮った写真、カナダのマリンランドで20匹近く飼育されているシロイルカも。

 市川さんは「白イルカの気持ちを想像して撮った写真で、その場面の空気感や距離感など、何かを感じてもらえると思う。シロイルカの愛らしい表情に癒されて、楽しんでもらえれば」と話している。

 開館時間は9時~17時30分(最終日は16時まで)土曜・日曜・祝日は休館。入場無料。11月7日まで。

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