博多座(福岡市博多区下川端町2)で2月3日、市川猿之助さんが主演を務める「二月花形歌舞伎」が開幕した。
昼の部は、昭和16(1941)年に公開された同名映画を舞台化した「男の花道」と猿之助さんが演出を手掛けた新作舞踊「艶姿澤瀉祭(はですがたおもだかまつり)」、夜の部は、猿之助さんが雪之丞と闇太郎の2役を演じる「雪之丞変化(ゆきのじょうへんげ)」を上演する。
「節分の日」となった初日は、出演者が豆まきを実施。猿之助さんは「昨年4月(『スーパー歌舞伎IIワンピース』)以来の博多座。深く御礼申し上げます。今年一年、皆さまに幸せが多かれ」とあいさつし、客席の上を斜めに横切る「斜め宙乗り」で豆まき。博多座初という「宙乗り豆まき」の驚きの演出に会場は大興奮。大歓声の中、初日昼の部の公演が幕を下ろした。
公演は今月26日まで。