「男はつらいよ」40周年記念-福岡中洲大洋を皮切りに全国行脚へ

寅さんこと「男はつらいよ」の映画シリーズは1995年までの26年間に全48作品が公開された。(C)松竹

寅さんこと「男はつらいよ」の映画シリーズは1995年までの26年間に全48作品が公開された。(C)松竹

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 松竹(東京都中央区)は「男はつらいよ」40周年の一環として、全国1道14県(18劇場)での特集上映を企画し、9月6日から福岡中洲大洋劇場(福岡市博多区中洲4)を皮切りに全国上映の展開を始めた。

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 同シリーズは1969年8月に第1作の劇場公開から今年で40周年。また、車寅次郎役を務めた渥美清さんの生誕から80年で、没後13回忌にもあたる。同プロジェクトでは8月から東京・大阪で作品を上映してきたが、過去ロケ地として関わった地域も多く、ご当地作品を中心に全国で上映することが決まった。

 同館では12日まで第1作「男はつらいよ」、第9作「男はつらいよ 芝又慕情」、第17作「男はつらいよ 夕焼け小焼け」を、13日~19日は第27作「男はつらいよ 浪花の恋の寅次郎」、第32作「男はつらいよ 口笛を吹く寅次郎」、第48作「男はつらいよ 紅の花」を、それぞれ上映する。いずれも35ミリのオリジナルネガを修復し新たに制作したニュープリントで上映し、「公開当時の状態に近い、きれいな映像」(同社)で楽しめるという。

 同社九州営業所の中原昭信さんは「(渥美さんが)亡くなられて10数年たってもこれだけの人気があるのは珍しい。劇場で同じ空気を吸って、作品を見て(気持ちを)共有してもらえれば」と話す。

 料金は1作品につき1,000円均一。上映時間は、12日までが第9作=11時~、第1作=13時~、第17作=14時45分~。13日~19日が第27作=11時~、第48作=13時~、第32作=15時~。

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