博多座(福岡市博多区下川端町2)で11月に上演予定の舞台「笑う門には福来たる~女興行師 吉本せい~」に先立ち、主演の藤山直美さんが意気込みを語った。
夫婦2人で興行師として奮闘し、吉本興業を創設した吉本せいの人生を描く同作。主人公・せいを演じる藤山さんは博多座公演7度目。このほか、市川月乃助さん、あおい輝彦さん、林与一さん、石倉三郎さんらが共演する。
「吉本の芝居を松竹製作、博多座でするというややこしい話で」と会見場を沸かす藤山さん。「今ではテレビを付けたら吉本の芸人ばかり。そのコトの始まりを掘り下げたい、と『吉本せい』さんをずっと演じてみたかった」という。
「今、吉本は大きな会社だが、原点は夫婦2人で貧乏して苦労して…。ブラックマヨネーズ、チュートリアル、フットボールアワーら芸人はここから始まったのかと楽しんでいただければ」と呼び掛ける。
公演は11月6日~28日。料金は、A席=1万4,500円、特B席=1万円、B席=7,000円、C席=4,000円。