はかた伝統工芸館(福岡市博多区上川端町)で8月1日、九州産業大学の学生による企画展「私たちの伝統工芸プロモーション~未来を拓(ひら)く学生の感性と伝統のコラボレーション~」が始まった。
同校芸術学部の学生は九州の産業振興を目的に「地域産業プロモーション」と題した活動を展開。会場では、図案を制作した博多織の帯やカラフルなデザインを施した博多人形、女性の織師を追ったドキュメント映像など、約50人の学生が地元企業や工業組合と連携しながら制作した約70点の作品を展示している。
博多織・帯の図案制作を行うプロジェクトに参加した美術学科3年の久田かおりさんは「今までは着物に触れる機会が少なかったが、職人の話を聞いたりすることで伝統工芸に興味が出てきた。伝統工芸の良さと学生の新鮮な発想が融合した作品を楽しんでいただければ」と話す。
開館時間は10時~18時(最終日は17時まで)。水曜休館。入場無料。今月13日まで。