8月に博多座(福岡市博多区下川端町2)での公演を予定しているミュージカル「レ・ミゼラブル」に出演する知念里奈さんらが市内で開かれた会見に出席、意気込みを語った。
原作はヴィクトル・ユゴーが19世紀初頭のフランスを舞台に描いた大河小説で、1985年のロンドン初演以来、全世界で上演され続けている。日本での初演は1987(昭和62)年で、博多座では2004年、2007年に上演。6年ぶり3回目となる今回は、初演から26年目にして演出を一新した新演出版として上演する。
会見には、ファンテーヌ役の知念さん、マダム・テナルディエ役の森公美子さん、マリウス役の原田優一さん、ガブローシュ役の加藤清史郎さんが出席。「映画を見た、舞台が初めての方も楽しめる」と知念さん。「旧バージョン(の演出)より、(新演出は)映画に近い。生で感情に触れていただき、舞台の良さを伝えられれば」
森さんは「映画とは違って舞台はクローズアップがなく、歌唱力が問われる。とにかくオーケストラが素晴らしいので楽しんでいただければ」。原田さんは「熱い博多をさらに熱いレ・ミゼラブルで盛り上げたい」。加藤さんは「ガブローシュとして精いっぱいパリの街を生き抜きたい」とそれぞれ意気込みを見せる。
公演は8月3日~31日。料金は、A席=1万5,000円、特B席=1万2,000円、B席=9,000円、C席=5,000円。