昨年3月、11店舗が被災する火事が発生した博多川端商店街(福岡市博多区上川端町)の焼け跡の一部に8月3日、飲食店「ちょんまげ侍JAPAN」(TEL 092-263-8411)がオープンした。
被災後、仮設屋台で営業する店はあったが本格営業の店舗としては1号店目となる。うどん、そばなどを提供し、店舗面積は30坪。1階・2階で50席を設ける。
経営は「金の箸」などの飲食店を展開するゴールデンブリッジ(中央区高砂2)。同社の西山誠社長自ら、ちょんまげ姿で切り盛りする。「街の名物になるようなインパクトのある店にしたい」と開店の半月前、姉妹店舗で常連客らを集めて断髪式を行い、ちょんまげ頭に。ちょんまげに、店内スタッフに指示を送るインカム(無線機)を付けたユニークなスタイルで「お客さまから突っ込まれることもあるが、通りすがりの子どもも喜んでくれてうれしい」という。
メニューは海鮮揚げ玉と魚のすり身をのりで巻いて揚げた「ちょんまげ」をのせた「ちょんまげうどん」(390円)、「ちょんまげカレーうどん」(490円)、「本格細切り江戸そば ざる」(680円)、「ちょんまげえび天むす」(160円)など。ちょんまげうどんと小鉢、鶏ごぼう飯をセットにした「ちょんまげセット」(680円)などのセットメニューも用意する。客単価は夜1,800円。
「1号店として、出店をきっかけに人通りが増えて元気になれば」と西山社長。
営業時間は11時30分~24時。