チョコレートショップ(博多区綱場町)が店内にカフェを併設していた時代に提供していたカレーが7月15日、約20年ぶりにパンで復活した。
同店は1942(昭和17)年に開業。当時チョコレートはなかなか売れず、家計の足しになればと1973(昭和48)年にカフェを併設した。カフェで提供していた初代社長の佐野源作さんが作るカレーが人気を集め、「カレーがおいしいチョコレート屋として知られるようになった」(2代目佐野隆社長)という。
「カレーは復活しないの?」と当時を知る客からの要望も多かったことから、今回当時のカレーが石畳をイメージしたキューブ型のカレーパン「ランチDE石畳」となり、約20年ぶりに復活した。「パンに合わせて少しドライにアレンジしたものの当時のカレーのレシピそのまま」と佐野さん。「おやじも喜んでいるのでは」と笑顔を見せる。
価格は158円。カレーのほか、クランベリー&チーズ、抹茶&白玉、クリーム、きな粉&小豆など6種をそろえる。
営業時間は10時~20時(日曜・祝日は19時まで)。