福岡アジア美術館(福岡市博多区下川端3、TEL 092-263-1100)で7月8日、福岡出身の映画看板絵師で画家の故・城戸久馬之進(くまのしん)さんが手がけた映画看板の写真展が始まった。
城戸さんは14歳で商業絵画の工房へ入門。20歳で独立し、大洋映画劇場など博多の映画館の看板を手がけた。会場では、「荒野の七人」「戦争と平和」「若者のすべて」など、昭和20~30年代の映画看板を収めた写真約130点を展示している。
「家族でよく映画を見に行っていた」という城南区の竹下由喜子さん(50代)は「小さいころ、看板を見るのが楽しみだった。手描きの映画看板の当時が懐かしい」と話していた。
開催時間は10時~20時。入場無料。今月13日まで。