福岡市内100カ所以上で「ラブアース・クリーンアップ」-4万人が参加へ

ポスターを掲げる「NPOクリーンふくおかの会」の副会長・専務理事の江崎博子さん(左)と副会長の友成常夫さん。

ポスターを掲げる「NPOクリーンふくおかの会」の副会長・専務理事の江崎博子さん(左)と副会長の友成常夫さん。

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 NPOクリーンふくおかの会(福岡市博多区博多駅前3)と福岡市環境局、地元企業で組織するラブアース・クリーンアップ福岡地区実行委員会は6月1日、「ラブアース・クリーンアップ2008」を開催する。

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 イベントは北海道、石川・福井、山口、沖縄など、日程はそれぞれ若干異なるものの、参加人数は全国で合計約80万人に上る見込みで、福岡地区ではJA福岡市やサッポロビールなどが初参加。企業や町内会の参加も年々増加しており、105カ所(5月30日現在)で4万人近くの参加を見込む。

 同NPOは、元は市役所環境局の職員だった副会長の友成常夫さんが、マリンレジャー仲間や横のつながりで発案、1992年3月に結成された。企業の支店長などを務めた江崎博子さんとともに協力し、NPO組織として形作っていったという。

 同年5月に開催された「ローマ・クラブ福岡会議イン九州」を契機に「ラブアース・クリーンアップ」をスタート。同会議のテーマである「地球環境と地域行動」の実践として、官・民・企業が協力し、海岸、河川、山なみのゴミを回収する地域環境美化活動へと活動の輪が広がっている。初めは「1回だけのつもりだった」(友成さん)という活動も今年で17回目を数え、全国各地で開催されるほどに。1997年には国務大臣から表彰を受けるなどしており、集まったゴミは16回で計2万5,000トンに上る。

 近年は外食産業の食品トレイや発泡スチロール、ペットボトルなどが増えているほか、夏には花火やキャンプのゴミ、外海に面する海岸では薬品の入った容器など漁業に深刻な影響を与える危険なものもあるという。

 福岡地区では、実行委員会主導では市内を中心に32会場を設置。9時から受付、9時30分からゴミ拾いを開催する。主な会場は、天神中央公園が初会場となるほか、東公園、警固公園、大濠公園、小戸公園などの公園、古賀、志賀島、福浜、百道浜、生の松原、二見が浦などの海岸、多々良川、那珂川、樋井川、室見川など。軍手は参加者各自で用意する。

 友成さんは「ひとりでやるのは勇気がいるが、何十人、何百人ならできる。若者が中心ににぎやかにやってもらって、環境の大切さを気づくきっかけになってくれれば」と話す。江崎さんも「家族でも参加してもらって、家族間の会話の中で話題にしたり、小さな子どもにもそういう意識が少しずつでも育っていけば」とも。

 詳細は「ラブアース・クリーンアップ」のホームページで紹介。

「博多まちづくり推進協議会」発足-キックオフで清掃活動も(博多経済新聞)「福岡市環境行動賞」西鉄やグリーンバードなど55件表彰(天神経済新聞)「ゴミになりやすい紙媒体だから」フリペ媒体8社が清掃(天神経済新聞)「ラブアース・クリーンアップ」ホームページ

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