代々木アニメーション学院福岡校(福岡市博多区博多駅前4)で2月16日、映画「プリンセスと魔法のキス」の主人公・ティアナのキャラクターデザインを手掛けたスーパーバイジング・アニメーターのマーク・ヘンさんが特別講義を行った。
マークさんは1980年にウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオに入社。スーパーバイジング・アニメーターとして「美女と野獣」のベル、「アラジン」のジャスミンなど数々のキャラクターを手掛けている。
講義では、映画「プリンセスと魔法のキス」の主人公・ティアナのキャラクターが誕生するまでの経緯や描き方などの裏話や入社後の初仕事でのエピソードなどを披露。「キャラクター作りのコツは?」という学生からの質問には、「(同作のティアナは)周囲の女性を観察しすぎて、女性のボーイフレンドに殴られるかもという不安もあった」と質問する学生の緊張をほぐそうと、会場をわかせる場面も。第一線で活躍するアニメーターを前に学生は終始、メモを取りながらマークさんの話に聞き入っていた。
同作はアメリカ南部・ニューオリンズが舞台。自分のレストランを持つことを夢見て働くティアナは、ある仮装舞踏会の夜、1匹のカエルに出会う。カエルはのろいによって姿を変えられたというナヴィーン王子だと告げ、プリンセスのキスでのろいが解けるはずとティアナにキスを頼み込むが…。3月6日より公開。