芸能生活45周年となる小林幸子さんが5月22日、ホテルオークラ福岡（福岡市博多区下川端町3）で博多座（同区下川端町2）で7月から行われる「小林幸子特別公演」の記者会見を行った。

　公演は2部構成で、第1部「魔術の女王 天勝（てんかつ）物語」は、明治後半から昭和初期まで海外でも活躍した奇術師、松旭斎天勝という実在した人物を題材にした芝居。小林さんは全編洋服姿で登場し、一途な愛を貫くヒロインを演出。劇中でもイリュージョンを行う。

　第2部の「’08華麗なる幸子の世界」ではNHK紅白歌合戦で披露した衣装を、45周年を記念して特別に2着着用。高さ8メートルのクレーン上で歌うなど、特別なイベントが満載だという。

　見どころについて小林さんは「人前に立ったら涙を見せずにエンターテイナーに徹するところは、幼少にデビューした自分とオーバーラップする。それにイリュージョンや衣装でお客さんが子どものような笑顔で見てくれるのが、何よりうれしい」と話す。

　45周年を記念して槇原敬之さんがプロデュースし、2月に発売した「悲しみの帳（とばり）」について、「マッキーに、アレンジやプロデュースまですべてしていただいた。『悲しみ』がテーマだが、今一番大切なことは何なのか、目に見えないものの大切さをポジティブに描いている」と自信を見せる。

　今回の会見で初めて、8月にも北京で女子十二楽坊とレコーディングを行った新曲「ローラン」を発売することも発表した。

　博多座の公演は3年ぶり4度目となるが「博多のお客様は芸に厳しく、楽しもうという気質がすごい。やりがいがある」と小林さん。

　公演期間は7月2日～26日。A席＝13,000円、特B席＝10,000円、B席＝7,000円、C席＝4,000円。チケットは電話、インターネットのほか、博多座チケット売り場で販売中。

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